南西フランスからボンジュール 

耳の聞こえないルシル塚本夏子が、聞こえる世界と聞こえない世界の境界線を溶かす挑戦をつづります。

久しぶりにキャンパスへ

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久しぶりにトゥールーズ第二大学まで車を走らせました。
4月末に全ての講義や試験を終え、3年次のメンバーはそれぞれの場でのインターンが始まったので、実に半年ぶりのキャンパス訪問でした。

いつしか季節は、春を越し夏をも越えて、枯れ木がひらひら舞い落ちる秋になっていました・・。4月の最後の授業を終えた後、フランス人のクラスメートたちと灼熱の太陽の光を浴びながら、円になって芝生に座り、ランチをしたひと時を思い出しました。去年から今年にかけてはコロナ禍でほとんどがオンライン授業になり、実践の科目が多い私の所属学部は特例として対面授業が認められていたものの、学生がまばらで閑散としていたキャンパスは、今、たくさんの学生たちで溢れ、マスクこそしているものの、コロナ以前のような活気が戻ってきたように見えました。

今年は日本をはじめとした外国からの交換留学生受け入れを再開しているそうで、外国人のためのフランス語学科には、何人かの日本人交換留学生も在籍しているとのことでした。

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11時にアラン先生とのランデブーが始まる前に少し時間があったので、
大学に行き始めた同世代の日本人のお友達に連絡を取り、お茶に誘ってみました。
課題は大変だけど、交流がとても楽しいの!!と友人。
生き生きしてる姿がかっこよかったです。

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子供達の宿題の親としての対応や、コミュニケーション方法など、日仏カップルだからこそ抱える悩みなども相談できる、頼りになるお友達です。
いつもありがとうー。また会おうねー。

アラン先生とも久しぶりの再会。
学部時代は課題や発表の山、授業が終わればその足で子供達のお迎え、忙しすぎて、ゆっくりお話しすることもままならなかったけれど、今日は先生と生徒という垣根を超えて、近況話に花を咲かせることができました。

なんと先生、ディレクターを務める一方で、この秋から博士課程にも在籍されたそう。
「僕は58なんだけど、また学生に戻って頑張ってみるよ」
茶目っ気たっぷりに笑いながらおっしゃる先生、柔道の大会で、10年前に日本訪問もされたこともあるとか。とにかく向学心素晴らしいです。応援してます、先生。