南西フランスからボンジュール 

耳の聞こえないルシル塚本夏子が、聞こえる世界と聞こえない世界の境界線を溶かす挑戦をつづります。

réunion de rentrée

しばらくブログの更新をさぼっていました。

 

季節は巡り、フランスはすっかり秋。

家の近くの街路樹も、日に日に黄色く色づき始めています。

 

9月14日は、reunion de rentree 日本でいうところの、新学期の集会みたいな感じでしょうか。フランスの大学は日本と違い入学式も卒業式もなく、本当にあっさりしたもので、イベントがないのは寂しくも感じます。

 

この日は私の在籍する学部の、学士から修士までのすべての学生たちがAmphiとよばれる大講義室に一堂に会し、先生たちによる挨拶やプレゼンテーションがありました。

手話通訳者、翻訳者を養成する過程なので、全部の学生がフランス手話でのコミュニケーションに問題はなく、また、すべての講義には手話通訳者がつき、私にとっては夢のような環境です。

 

5月に学年末試験を終えて以来4か月もの長いバカンスに入ってしまったので、みんなに会うのは本当に久しぶり。4か月もの間フランス語の復習があまりというかほとんどできなかったので、少し気が重かったのですが、

あってみるとそんな思いは吹っ飛んで、

「久しぶりー、元気だった?」

「バカンスどうだった?よいバカンス過ごせた?」

去年同じ学年だったクラスメートの中には、他大学に転向してしまった人も、同じ学年をやり直しになった人もいましたが、久しぶりの再会は嬉しいものでした。