南西フランスからボンジュール 

耳の聞こえないルシル塚本夏子が、聞こえる世界と聞こえない世界の境界線を溶かす挑戦をつづります。

La Grande Lessive は今年もやってきた。秋風にたなびく子どもたちのアートプロジェクト

夕方から夜にかけ、学校近くの図書館の裏の公園で、学校主催のアートプロジェクトが開催されました。この展覧会では、資金調達のためのケーキバザーも実施されたので、朝パウンドケーキを焼いて次男の担任の先生に渡してきました。

アイシングがサラサラすぎたー!!
でも先生「あらまあどうもありがとう!!」と喜んでくださいました。

子供たちは学童に行っていましたが、夕方あたりに壁の修理の業者が予定時間より遅れてきて(フランスあるある)、お迎えのタイミングがずれてしまい夫に代行を依頼。修理の業者が仕事を終えて帰った後、私も急いで図書館裏のスクエアへ向かいます。

 

このアートプロジェクトは「la grande lessive (たくさんの洗濯物)」という市民参加型アートプロジェクトで、世界118カ国の国の地域や学校などで、10月20日に一斉に同じテーマをもとにして開催されているのだそうです。マップを見ると日本でも東京国際フランス学園で実施されたようです。


木と木の間に張られたロープに、子供たちの描いたデッサンの紙が洗濯バサミで挟んで干され、まるでTシャツのようにヒラヒラと揺れています。去年も参加しましたが、今年は「私の夢の色」をテーマに、幼稚園年少から小学校の最終学年までの子どもたちの色とりどりの作品が、紅葉が始まった木々の間で鮮やかに映えていました。

こんな絵を発見 ! 私の夢は日本に行くこと。この子の夢が叶いますように。

展覧会は我が子たちの絵の鑑賞だけでなく、保護者同士の交流の場!
1年前は、長男も次男もそれぞれ小学校・幼稚園に入園入学したばかり、そしてみんながマスク装着しながらの鑑賞だったけれど、今年はマスク姿はなく子どもたちも2年目なので、知り合いの保護者が増えていて気楽でした。

私に会うと、ママ友だけでなく、パパ友までもが、みずからスマホを取り出し、音声認識アプリケーションを起動して話をしてくれるようにもなり、そういった変化が嬉しい。

我が子たちの成長と共に、お父さんやお母さんたちともより良い関係を築いて行きたいです。
間もなくスタートする秋休みと、話題沸騰のガソリン問題がここでも話題の中心にのぼりました。