南西フランスからボンジュール 

耳の聞こえないルシル塚本夏子が、聞こえる世界と聞こえない世界の境界線を溶かす挑戦をつづります。

Mercredi そしてJeudi

水曜日。

8時半~10時半 コンピュータ室でWordの授業。手話通訳付き、他学科との合同授業。1時間ほど先生が説明した後、各自で自習。フランス人にはとても簡単な授業だろうと思う。私にはフランス語でワードを勉強するのは今後の役に立つだろう。今回のテーマはワードでの表作成。なかなか楽しかった。

授業の途中スマホを見てアメリカ大統領選でのトランプ氏の当確を知る。

 

10時半~12時半 同学年と一学年上のフランス人聾学生とフランス手話の授業。

クラスメートはヴィンセント、レア、メリッサ、ライサ。

間違い探しゲームから。手話表現する人と、間違い探しをする人たちに分かれる。手話の表現をする人、間違い探しをする人たちにそれぞれ絵が与えられる。間違いが7か所あり、手話表現と与えられた絵を見ながら間違い7か所を言い当てる。

手話表現するのも間違いを見つけ出すのもなかなか難しかった。先生は配慮してか私には易しい絵を与えてくれたけれど、それでも手話表現、描写の仕方がなかなか難しい。頑張らなくては。

思いついた人物や建物や映画のシーンなど、みんなの前で即効で表現できるようにならないといけない。週末にでももう一度映画のシーンなどを見てストックをためておかないとと思った。

 

午後13時半から、大学の医務室のチャールズ女医先生と面談。

聞こえない学生は手話通訳やノートテークなどの配慮が受けられるなどの情報保障についての説明を受ける。この女医からの許可証がないと聾の学生は情報保障を受けられない。学生課での登録と、女医との面談が終えてようやく学籍登録にまつわるすべての手続きが完了。

先生にもらった書類をDivision de la sante Etudiante (DIVE)という別棟にある障害学生支援室に行って提出。

DIVEのスタッフから、同書類をService d'Enseignement à Distance (SED)というセクションと在籍している学部CETIMの秘書にも提出するようにと言われ、広い構内を歩いて別の建物に向かう。

 

木曜日。

 

昨日は事務が閉まっていたので、朝早く事務に行って書類提出。

9時~10時 ロペス先生によるフランス語方法論の授業。手話通訳付き。

接頭語と接尾語。

 

10時半~12時半 経済学の授業。アンフィ(大講義室)にて。マクロ経済学が始まった。

1月3日がテストということで先が思いやられる。